ピッカラのつづき

    Category : ものがたり


    ピッカラは、森の中の花畑に行きました。

    そこは、ピッカラのお気に入りの場所でたくさんの花が咲いたり、

    珍しいエメラルドグリーンのチョウが飛んでいます。

    気持ちよくなって、一眠りしだしました。

    すると、いままで青かった空が雲に覆われはじめ雨が降り出しました。

    ピッカラはあわてて起きてその場を去ろうとすると、チョウがやってきました。

    急な雨にチョウも困っていました。

    「ピッカラ、そのハットを中で、雨宿りさせてくれない?」

    「もちろん」とピッカラは答え、チョウをハットの中にかくまい、

    自分も急いで近くの木まで走って、雨宿りしました。

    通り雨だったんでしょうか?しばらくすると再び青空がもどってきました。

    「もう、雨があがったよ。チョウチョさん」ピッカラはチョウをハットの中から

    出してあげました。

    「とても助かったわ。ピッカラ。ありがとう!!」

    チョウは喜びながら、ハットの上をりん粉を落としながらクルクル飛び回りました。

    そして、ピッカラに笑みを浮かべて花畑のほうへ飛んでいきました。

    ピッカラもそろそろ帰ろうと思いました。

    帰り道、さっきの雨でできた水たまりを見つけました。

    ピッカラは、ハットを被っている自分はどんなかな?と思い、水たまりをのぞき込みました。

    水たまりをのぞきこんだピッカラは、しばらく声もでないほど驚きました。

    そこには、とてもきれいなハットが映っていたのです。

    カエルからもらった金のブローチが輝き、親鳥にもらった虹色の羽根が風にゆらゆら揺らいで

    います。そして、黒かったハットの色がチョウのりん粉でエメラルドグルーンになっていました。

    「こんなにきれいなハットは見たことない。なんてきれいなんだろ。」

    と、ピッカラはうれしくなり帰りました。


    つづく・・・

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